兵器の輸出は成長産業に成り得るのか?

防衛省・正面出入口

 安保関連法制ばかりが注目されているけれど、その影で昨年ひっそりと日本の武器輸出三原則が防衛装備移転三原則に改訂され、これまでの「原則輸出禁止」から「輸出推奨」に変わったらしい。10月1日には防衛装備庁も発足して、陸海空の自衛隊が個別に行っていた武器の調達や研究、輸出などを一元管理するようになるという。

 経団連は今月10日に、武器など防衛装備品の輸出を「国家戦略として推進すべき」と政府に低減しており、経済界としては武器輸出に大乗り気らしい。でも武器輸出は「国家戦略」と言うほど大きな市場になるんだろうか?

 国際的に見れば、武器や兵器の市場規模は大きい。でもそれは日本のような新参組が莫大な利益を得られるような未成熟で急拡大中の市場ではなく、十分に成熟している市場に老舗メーカーがひしめき合っているだけのような気がするのだ。

 「世界にはこんなに大きな市場がある。ここに進出しないのはアホだ!」というだけで商売ができるほど、兵器市場も甘くないんじゃないだろうか。日本の武器は価格競争力があるわけでなし、実際の戦争での豊富な運用実績があるわけでもない。一方で古くからの武器メーカーは、世界中で行われている武力紛争などで実際に使用された実績があり、その結果をフィードバックしてさらなる武器の改良を行っている。

 日本の武器輸出は、取らぬ狸の皮算用のように思うんだけどなぁ……。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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