川越を ぶらぶら一日 散歩する

川越
OLYMPUS CORPORATION E-M10 Mark III ƒ/5.6 1/160 14 mm ISO 200

 川越市立美術館で行われている「杉浦非水の大切なもの/初公開・知られざる戦争疎開資料」という特別展を見るため、今日は川越に行くことにした。

 日曜日にでかけるなら近くの教会にも行きたい。そこで家を平日と変わらない時間に出て電車に乗り、川越駅に近い「日本キリスト改革派 川越教会」の礼拝に出席した。

 到着したのが少し早かったので、すぐ近くのドラッグストアで涼む。28度で凍るクールネックリングを売っていたので購入。近所のホームセンターやドラッグストアで探したけど、もう売ってなかったんだよな……。

 時間になったので教会へ。礼拝で「十戒」を唱和したりすると、改革派の教会に来た感じがする。

 礼拝を終えて教会の外に出ると、薄暗くなって雷がゴロゴロ鳴り出した。まさか降ることはないだろうと思ったら、大粒の雨がパラパラと降ってきて、やがてザーザー降りの大雨。事前に昼を食べる場所を探しておいたので、その店に向かう。

 昼は駅近くの「自家製特粉うどん そのさき」で、肉汁うどん(中)。1,000円。これは美味しかった。またぜひ食べたい。今回は中盛りにしたけど、次は大盛にしたい。

 店を出たら雨はほとんど上がっていたので、歩いて美術館方面に向かう。距離は2キロぐらいらしいが、時間はたっぷりあるので途中で寄り道しながら行く。まずは川越八幡宮。そこからクレアモールという商店街に入る。

 商店街の中ほどに出てしまったので、一度川越駅方向に戻って商店街を端から歩く。ブックオフがあったので中を覗き、110円棚の文庫本を5冊購入。角川ソフィア文庫の「平家物語」「伊勢物語」、角川文庫の「宮澤賢治詩集」、岩波文庫の中勘助「銀の匙」、新潮文庫のチャペック「ダーシェンカ」。ブックオフの100円棚には以前ほどのワクワクがないのだが、それでも読みたい本、気になる本があれば買っておく。まあ110円だしね。

 じつは文庫の100円棚というのは多くの古書店にあって、その内容はブックオフよりずっと充実しているのは読書人ならみんな知っていることだ。問題はそうした昔ながらの古書店が、だんだん減ってしまっていることなんだよね。

 散歩は続く。川越熊野神社を経由して、昭和の街並みが残る中央通りへ。その裏道が大正浪漫夢通りで、これを行き来しながら道はやがて蔵造りの街並みへ。ここは観光客が物凄く多いし、話している言葉から中国人観光客が多いことがわかる。とにかく人がぎっしり。

 この通りは川越のメインストリートだが、道路の道幅は片側一車線ずつで、歩道などもない。そこに観光客が押し寄せるから、たいへんな混雑になってしまう。この区間が観光の目玉なんだから、本当なら車の乗り入れを制限して、歩行者だけの道にしてしまった方がいいと思うけど。少なくとも土日や祝日は、車を制限した方がいいと思う。

 蔵造りの街並みが切れたところで、道を曲がって市役所方面へ。市役所の前を通って美術館・博物館へ。両施設への共通入場券を700円で購入。

 杉浦非水展は良かったのだが、ここまで歩いてだいぶくたびれてしまっていたので、集中して見ることができなかった。小さなサイズの出版物の仕事が多数展示されていたのが、いかにもデザイナーの仕事という感じで良い。でもやはり目を見張るのはポスター類。地下鉄のポスターは良いなぁ。

 このあと博物館の展示も簡単に見て、もと来た道を戻って行く。来るときは通らなかったスカラ座と時の鐘の前を通り、後は蔵造りの街並みに戻り、往路を復路でもそのままトレース。途中少し買物して帰宅。

 疲れたけど、川越の街は面白かった。また行きたいな。もう少し涼しくなったら、また出かけてみようと思う。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

川越を ぶらぶら一日 散歩する」への1件のコメント

  1. 私は日本に帰った時は 友人の居る改革派の教会行ってます。 礼拝で「十戒」を唱和 というのは 改革派の特徴だったんですね? 普段行ってるアメリカの教会とはまた違っていて それなりに好きです。 

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