図書館の進化にびっくり

中央区立図書館

 現在は区外に引っ越しているが、僕は以前、東京の中央区に住んでいた。このブログのタイトルにもなっている佃で一人暮らしをはじめ、その後は新川、勝どき、湊、再度佃に住んだ。10年以上は中央区住まいだったと思う。

 その頃に利用していたのが中央区の図書館。京橋、月島、日本橋にあり、どれも利用したことがある。場所がらか映画や芝居関係の資料が充実していてよく利用させてもらった。あとビデオやCDの貸し出しもあって、僕はこの図書館でレニ・リーフェンシュタールの『オリンピア(民族の祭典・美の祭典)』や、グリフィスの『イントレランス』を借りたはずだ。

 引っ越した後も貸し出しカードはそのまま持っていたのだが、試写の合間に久しぶりに図書館を訪れてカードの住所変更手続きをした。既に中央区の区民ではないのだが、隣接する区の住民であれば、そのまま図書館を利用できるからだ。

 図書館は10年たってすごく進化していた。書棚の様子などは昔のままだし、古びた建物もそのままだが、貸し出しがセルフサービスになったのが一番の違いだ。資料を書棚から持って来たら、専用のカウンターで自分で貸し出しの手続きをする。資料にICチップが埋め込んであって、専用の台の上に載せると何を借りたかが読み取れるのだ。同様の装置は現在僕が暮らしている区の図書館でも使われているのだが、手続き自体は受付カウンターで行わなければならない。利用者に自分でやらせてしまうというのは、ちょっとびっくり。

 貸し出しカードは手持ちのFeliCa対応カードや端末と紐付けできるようになっていて、僕はいつも持ち歩いているSuicaを登録した。資料貸出用の端末にこれをかざしてパスワードを入れると、それで貸し出し手続きが完了する仕組み。

 図書館内には読書室と学習コーナーがあり、その予約も貸し出しカード(あるいは紐付けしたFeliCa)を使って行う。学習コーナーの利用は1時間単位で、衝立で仕切られた小さなスペースには、電源があり、無線LANも使えるようになっている。

 早速資料を何点か借りてきたのだが、日常的にすぐそばを何度も通るというわけではないので、借りた資料の返却がちょっと手間。まあ自転車で行けない距離ではないので、頻繁に利用するようになるなら自転車復活だな。

 我が家からは近隣の他の区でも図書館の利用が可能なので、今度はまた別の区で図書カードの更新や新規登録をしてみようと思う。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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