谷口ジローコレクション届く

東池袋
Google Pixel 3a ƒ/1.8 1/9 4.44 mm ISO 124

 11月も間もなく終わり。天気予報では「今日は昨日ほどの冷え込みはない」と言っているので、昨日はかなり冷え込んでいたのだろう。冬の到来を感じたのもそのせいだろうか。

 昨日は迷った末に注文した谷口ジローコレクションの既刊2冊が到着した。高価な本だが、それだけの価値があると思った。良質の紙を使っているので、白と黒のコントラストが明快で、谷口ジローの描線のシャープさが際立っている。

 「『坊ちゃん』の時代」は以前に単行本で読んだことがあるはずなので、今回は「父の暦」から読み始める。故郷鳥取を離れて東京で仕事をしている男が、父の葬儀のため故郷に戻り、父と母の離婚にまつわる真相を知るという物語だ。著者の自伝的な作品だと思うが、実話そのものではなくフィクションだ。

 物語の構成は黒澤明の『生きる』に影響を受けいてるような気がする。父親の葬儀で、息子がチチの知人たちからいろいろな話を聞くという構成が同じだし、家族は母のいない父子家庭だ。ただし『生きる』は父と子が理解し合わないまますれ違って終わるが、「父の暦」は一応双方が和解し合ってハッピーエンド(?)ということか。

 映画かドラマになりそうだと思ったが、映画化の企画自体はあったようだ。ただし映画化に名乗りを上げた小谷承靖監督が2020年に亡くなっているので、これは企画が宙に浮いてしまっているのだと思う。

 映画化するとなるといろいろお金がかかりそうな部分もあるのだが、NHKあたりでドラマ化できそうな気もする。

 谷口ジロー作品の映像化は「孤独のグルメ」という大ヒット作があるが、他作品はなかなか実現に至っていない。もっとも「孤独のグルメ」は原作付き作品で、実写版は「遙かな町へ」はフランスで映画化されたが、日本版は企画されたものの暗礁に乗り上げたという。

 谷口ジロー作品なら、僕は「天の鷹」を日米合作で映画化してほしいのだがなぁ……。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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