
昨夜は偏頭痛がひどくて早く寝たのだが、夜中に痛みを感じて起きてしまった。時計を見たら12時過ぎ。こんな時間に起きてしまったらまた寝不足確定なので、何とかして偏頭痛の痛みが減らないものかといろいろ試すことになった。
まず、アスピリンを1錠飲む。これは基本。寝る前にも1錠飲んでいるので間隔が4時間ぐらいしか空いていないが、痛みで苦しいときにそんなことも言っていられない。
次に考えたのはツボの刺激。僕はこむら返りに苦しんでいるときに(今も時々発作が出て苦しむのだが)、ツボ療治に多少なりとも効果があるのではないかと考えていろいろ試している。たしか「せんねん灸つぼブック」に、偏頭痛にきくツボが紹介してあったはずだ……と思い出す。
「つぼブックによると」、偏頭痛に効きそうなツボはあちこちにある。その中でも「即効性があります」と書かれていたのが、足の甲にある足臨泣(あしりんきゅう)。足の薬指と小指の骨を足首の方にたどって、二つが合流するあたりの、骨と骨の間にあるくぼみだ。
偏頭痛は頭の右側から頭頂部にかけてズキズキとひどい痛みだったのだが、右脚の足臨泣を指で何度も押しては放すことを繰り返していると、心なしか痛みが和らいでくるような気がする。不思議なのだが、右脚の足臨泣は指で押すと痛みがあるのだが、左足の同じ部分を押しても何も感じない。
他に効きそうなツボは、足三里(あしさんり)。これは何にでも効く万能のツボ。陽陵泉(ようりょうせん)という、足のひざ関節の外側にあるツボも効くらしい。あとは、足の外くるぶしとアキレス腱の間にある崑崙(こんろん)というツボ。あとは頭の後ろ、耳の後ろから首筋に向かうくぼみの中に、天柱(てんちゅう)や風池(ふうち)というツボがある。
これらを押したりさすったりしながら、特に効きそうな部分を探してみた。効きそうな部分というのは、指でさわって痛みがあったり、気持ちよかったりする部分だ。今回は右足の足臨泣と、右耳後ろの天柱や風池を指で押す。頭頂部の百会(ひゃくえ)も頭痛に効くそうなので押してみる。
こうやって身体のあちこちを押したりさすったりして、あとは冷凍庫で凍っていた保冷剤をバンダナで包み、耳の後ろに当てるとだいぶ楽になってきた。
単に薬が効き始めただけかもしれないのだが、それで寝られたんだから結構なことだ。朝もまだ少し痛みが残っていたが、シャワーを浴びたらほとんど気にならなくなった。今日もツボを押してから寝るぞ。