「わろてんか」は晩婚・未婚時代の朝ドラだ

 朝の時計がわりに朝ドラの「わろてんか」を見ているのだが、これは晩婚・未婚化時代を象徴する朝ドラではないだろうか。ヒロインはあっという間に結婚するが、周囲の人たちがまあ結婚しない。

 風太とトキはいよいよ結婚しそうな雰囲気だが、この二人はいったい幾つになっているのだろうか? 物語の中の時間を考えると、どう考えても30歳は過ぎている。40歳に近いかもしれない。風太はともかく、トキは大年増もいいところだ。

 映画女優になったリリコも結婚しないし、映画会社の経営者になった伊能も結婚の気配がない。藤吉の幼なじみである芸人のキースも、相方のアサリも結婚しないままだ。団吾師匠もまだ独身なんだろうか。

 いい年した男と女がごろごろしていて、これほど独身者ばかりという朝ドラがこれまでにあっただろうか。もちろんこれが現代なら、このぐらいの年齢で独身者ばかりでも別におかしくはない。でも物語の時代背景は現在昭和初期だ。昭和初期というのは、こんな時代だったのか?

 「わろてんか」はタイトルほどには笑えないと、あれこれ批判されることも多いドラマだ。僕も実際に笑えない。ときどきすごく面白いこともあるのだが、それが週に一度あるかどうか……というレベルだ。そんな中で、このドラマの「登場人物たちを結婚させない」という展開が気になって仕方がない。

 独身の登場人物たちに対して、それを批判したり揶揄したりする者が誰も出て来ないのも不思議だが、こうした部分を見る限り、やはりこれは「大正から昭和」の物語ではなく、平成30年の今の物語なのだと思う。

 だとすれば、このドラマの独身組は物語の終わりになるまでずっと独身なのかもしれない。むしろ、独身で居続けていて欲しいとさえ思う。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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