梅原猛の仏教の授業 法然・親鸞・一遍

 椎尾辨匡の「共生(ともいき)」という思想について紹介している本を探して、この本を見つけました。「共生」についての記述はごくわずかですし、紹介されている内容も梅原猛流に解釈されたものだとは思うのですが、それでも多少の参考にはなったような気がします。

 著者曰く、「ともいき」の根っこにあるのは「あらゆるものは仏性を持つ」という本覚思想(天台本覚思想)で、さらに「草木国土悉皆成仏」という涅槃経の中の言葉だという。「草木国土悉皆成仏」はもともとこれが説かれた中国ではまったく受け入れられなかったが、日本では神道の考えと結びついてすんなりと受け入れられた。椎尾辨匡の「ともいき」も、人と人の関係だけでなく、人と動物、人と草木、人と天地万物の関係を水平な関係と見る点で、まさに「草木国土悉皆成仏」なのだという。

 「ともいき」についてはまた別の考え方もあるようなので、この点についてはまだもう少し勉強してみたいと思う。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 読書

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