サイコロを使った占筮の方法

占筮に使っているサイコロ

 占筮(易占)には正式には筮竹を使う。筮竹は長さが30センチから45センチぐらいの竹の棒が、50本セットになっているものだ。これは購入しようとするとそれなりに高価だし、保管に場所も取りそうなので、僕はサイコロを使っている。

 筮竹の代用品としては、コインを使った方法(擲銭法)が良く知られている。僕も何度かやってみたが、コインがよく混ざり切らなくて似たような卦が出ることが多いような気がして止めてしまった。

 僕自身が現在どのようにして占筮を行っているかを、自分自身の記録も兼ねて簡単に書いておく。

 サイコロを使う易占では、サイコロを3つ(色違いの8面体のサイコロ2つと6面体のサイコロ1つ)使って一度に大成卦と変爻を出してしまう方法があり、専用のサイコロも売られている。小成八卦には1から8までの数字が割り当ててあるので、8面サイコロのどちらかを内卦、もう一方を外卦と決めておけばいいのだ。(易占用サイコロでは8面それぞれに八卦の名前が書いてある。)6面サイコロは変爻を出すのに使う。

 これは筮竹を使った「略筮法」をサイコロで代用したものだ。占いで生計を立てている易者も多くの場合は略筮法で易を立てているようだから、この方法でも占いには使えるのだ。この方法だと、毎回必ず1つの変爻が出て之卦が示される。(略筮法は内卦と外卦を2回の操作で出すのだから、8面体のサイコロを2回振って内卦と外卦を出し、その後で6面サイコロを振ってもいいと思う。)

 しかし僕はこの方法を取らず、サイコロ1回ずつの操作で、初爻から上爻まで、順番に6つの爻を出している。これは筮竹を使った「中筮法」を、サイコロで代用したものだ。サイコロを6回振り終わった時点で、示された6つの爻の中に老陽や老陰などの変爻があれば、そこから爻辞や之卦も出てしまう。

 しかし中背法では変爻が出ないこともあれば、複数の変爻があって爻辞が役にたたないことも多い。(複数の変更があった場合は、本卦と之卦の卦辞を参考にする。)変爻なしは易占の言葉としてひとつの卦辞しか使えず、解釈の幅はそれだけ狭まってしまう。僕自身はそれも勉強だと思っているが、職業的な占い師が略筮法を用いるのは、必ず変爻が1つだけ出て爻辞が占いに使えるというメリットがあるからかもしれない。

 サイコロを使った中筮法だが、やり方は2つある。ひとつは6面体のサイコロを一度に3つ使う方法だ。易では奇数が陽で、偶数が陰になる。そこで、サイコロを振って奇数の目が多ければ陽爻、偶数の目が多ければ陰爻にする。サイコロが3つとも奇数なら老陽、3つとも奇数なら老陰だ。

 もうひとつの方法は、8面体のサイコロを1つ使う。1が出れば老陽、4・6・7なら少陽、2・3・5なら少陰、8が老陰になる。こうした数字と陰陽の対応関係は、中筮法で用いているものをそのまま利用している。8面体のサイコロは手に入れにくいかもしれないが、サイコロ1つで占えるのはシンプル。僕は最近、この方法を用いることが多い。

 サイコロを使った占筮の方法としては、他にも6面体のサイコロ1つだけ使う方法がある。サイコロを振って奇数なら陽爻、偶数なら陰爻とし、6回の操作で大成卦ができた後に、もう1度サイコロを振って変爻を出す方法だ。僕はやったことがないのだが、6面体のサイコロは100円ショップなどでも簡単に手に入れられるので、この方法もひとつのやり方だと思う。

 プロの易者は出した卦を算木で表示するのだが、僕は方眼ノートにボールペンで記入している。ここまでできたら、あとは「易経」を取りだして該当する卦の卦辞や爻辞を読み、示された卦の解釈を考えるのだ。

 僕は岩波文庫の「易経」上下巻と、朝日選書の「易」を利用することがほとんどだが、旅行の時などにこれを全部持って行くのはかさばるので、どうしようかと今から思案中だ。(岩波文庫だけ持ち出すことになるのかな。)

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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