うまくいっている人の考え方 完全版

うまくいっている人の考え方(完全版)

 手軽な自己啓発本。見開き1ページで1コラムという構成で、各コラムは相互のつながりもないので、好きな時、好きな場所を、好きな分量だけ、好きなように読むことができる。

 全部で100コラム。まとめて一気に読むと飽きてしまいそうなのだが、僕はトイレに置いて、毎日ちょっとずつ読んでいた。読み終えた後も時々手に取って、パラパラと眺めるといいかもしれない。

 各コラムは、見出し、本文、まとめの3つの要素で構成されている。まとめは見出しに対する答えであり、本文の要約でもある。見出しとまとめを読むだけで、「なるほどな」と思えることもあるだろう。各コラムを読み終えた後、再び見出しを読み、まとめを読めば、それだけで本文を読まなくてもコラムを再読したのと同じ効果があると思う。

 著者が繰り返し述べているのは、自尊心を持つことの大切さだ。

 著者の言う自尊心とは、自分は他人とは違う個性を持った人間なのだから、自分を他人と比較して優劣は決めるのはナンセンスだということ。他人に比べて劣っていると考える必要はないし、他人に比べて優れていると思う必要もない。自分は掛け替えのない存在で、自分は自分であるだけで構わないのだということ。

 著者はアメリカ人だが、これを読むと、アメリカ人も日本人も同じようなことで悩み、同じようなことで苦しんでいることがわかる。アメリカ人も周囲の空気を読んで意見を合わせようとしたり、周囲の評価を気にしてくよくよしたりしているのだ。映画やテレビドラマに出てくるアメリカ人はいつも自信満々だが、中身は日本人とさほど変わらない。同じ人間だもの。同じようなことで悩んだり悔やんだりしているのだ。

 個人的なことを言うなら、この本を読んで、自分の生き方や考え方が変わるとは思わない。なぜなら著者の考えに、僕はほとんど賛成してしまうからだ。異論がほとんどない。まったくおっしゃる通りなのだ。だからこの本から得るものはほとんどない。僕は自分で思っているよりずっと、自尊心が強い人間であったらしい。

 最初はちょっと小馬鹿にして読み始めた本だが、気に入ったので著者の他の本も読んでみることにする。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 読書

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中