日本映画に見捨てられた3D上映

トリプルX:再起動

 『トリプルX:再起動』のIMAX 3D版を観てきた。まあ内容的にはいろいろとヌルイところもあるけれど、遊園地のアトラクションみたいで楽しい映画だ。

 この映画に限らず、ハリウッド映画は今でも3D作品を作っているが、日本映画はほとんど3Dから撤退してしまったようだ。少なくとも実写映画で3Dというのは、ほとんどなくなってしまった。今後も増える気配はなさそうだ。

 これは「上映環境がない」ということではない。日本の映画館はシネコンが大勢を占めるようになり、シネコンはほとんどデジタル上映で3D映写が可能だ。3D上映が増えないのは、「3Dより2Dの方が収益性が高い」という理由だろう。要するに、3Dはかけたコストほどには儲からないのだ。

 最近は3Dで作られた映画でも、地域によっては2D上映しかないというケースもある。これも「わざわざ3D素材を取り寄せて上映するまでもない」という映画館サイドや配給側の算盤勘定によるものだろう。

 今から数年前、僕は3D映画がもっと増えると思っていた。それは3D再生が可能なテレビが市場に普及して、3D映画を作っても放送やソフトで二次利用できる機会が増えると思ったのだ。

 しかし現在の家電市場はどうだろう。3Dテレビの流行は完全に終わった。今はVRだという。映像コンテンツの供給側も、3DよりVRに力を入れている。3D映画を作っても、二次利用の道が断たれてしまったのだ。

 ハリウッドでも3D映画にはかつてほどの勢いがないという。3D映画は1950年代にも短い流行期があったのだが、21世紀の3D映画ブームもこのまま落ち着いてしまうのだろうか?

 個人的には、3D映画も好きなんですけどねぇ……。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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