日本はこうして死んでいくのだ

朝日新聞

写真:朝日新聞

 日本にとって現在もっとも深刻な問題は人口減少。現在の人口減少は統計上の数字に過ぎないけど、間もなく誰の目から見ても「人が減ったな」と思うような事態になります。あと10年もすれば、保育園不足は自然になくなります。保育園を利用する子供の割合が増えても、それ以上に子供の数が減りますからね。

 安倍首相が「希望出生率1.8」と声をあげても、実際に保育所を設置する各自治体はシビアです。そんなことがあり得ないことを知っている。だから10年後に無駄になる保育施設に、誰も過剰な投資はしません。保育所は少し足りないぐらいでちょうどいいのです。今現在保育園には入れなくて泣いている保護者も、5〜6年たてば子供が小学校に上がって文句を言わなくなります。だから放っておけばいい。問題は時間が解決してくれます。

 自治体にとってそれより深刻な問題は高齢者問題です。保育園については、子育て世代を徹底的に冷遇する態度を見せれば、自然に子供の数が減りますから問題は解決します。しかし高齢者はそうはいかない。どれだけ冷遇しようと、人間は放っておけば自然と年をとって高齢者になってしまうのです。これは逃げられない。だから自治体の予算は、必然的にそちらに振り向けられることになります。

 その結果、日本の少子化はさらに拍車がかかるでしょう。本当はそれに対して、国民の側が文句を言わなくてはならない。日本の未来のために、大人は我慢してでも子供の養育や教育にお金をかけなければ日本は滅びます。でもそんな我慢を、誰もしたくないんです。

 だから「子供を保育園に預けて働こうなんて贅沢だ」とか、「保育園に入れるのに苦労するのがわかっているのに子供を産むのがバカだ」と言う人が絶えない。こういう人たちは結果として、日本の人口減少を後押しし、日本の衰退に拍車をかけてるんだけどね。

 日本は政府に金がなかった明治初期に学制を導入し、国民の教育普及を積極的に後押しした。これによってきわめて短期間のうちに、日本は欧米列強と肩を並べる国になったわけです。子供に投資するのが、国を豊かにする一番の近道なんだけどね。

 でもまあ、無駄でしょう。子供を見捨てる国は、衰退していくしかない。「日本死ね!」などとわざわざ言わずとも、日本はあと20年か30年もすれば滅びます。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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