戦前の日本を取り戻そう!

日本を取り戻す。

 いささか古い話になるが、先月28日、保守系の超党派議員連盟である「創生『日本』」の研修会に参加した安倍首相は、「憲法改正をはじめ(連合軍)占領時代に作られたさまざまな構造を変えていくという創党の原点を呼び起こさなければならない」などと話したという。

 安倍首相にとっては、「占領時代に作られたさまざまな構造」の筆頭が日本国憲法なのだろう。これを「押しつけ憲法論」と呼ぶわけだが、じつは戦後占領期には他にもさまざまな制度が占領軍の手によって「押し付け」られている。

 戦後の占領時代に日本で行われた「5大改革」というものがある。それは次のような内容だ。

  1. 婦人の解放(女性に対して参政権を認めた)
  2. 労働者の権利保護(労働組合の結成推奨)
  3. 教育の民主化(軍国主義教育の否定)
  4. 圧政的諸制度の撤廃(治安維持法や特高警察の廃止)
  5. 経済の民主化(農地改革、財閥解体)

 せっかくだから、安倍首相はこうした「押し付け」についても構造を変えていくようにしてはどうだろうか。具体的には、すべての「押し付け改革」を廃して、一度すべてを戦前の状態に戻すのだ。

  • 女性の参政権は剥奪しよう。女子教育は良妻賢母の育成を目的とすべきであり、女性の自立も職業婦人も必要ない。結婚して子供を生むことこそが「女の幸せ」だという価値観を取り戻そう。男が外で仕事をし、女性かそれを家で支えるという伝統的な家庭があってこそ、本当の意味での「女性が輝く社会」が実現できる。男女の性役割分担を明確にすることで、少子化問題も介護問題も解決できる。

  • 雇用の流動化を妨げる労働組合はすべて解散させよう。市場の変化に柔軟に対応できる企業活動が可能となるよう、質の高い労働力を安価に雇用し、必要なくなればすぐ解雇できる制度を作らなければならない。労働市場の流動化を高めることで、成長分野に優秀な人材が集まるようになる。全体として人件費を抑圧することで、日本製品は諸外国との価格競争力を取り戻すことができるようになるはずだ。

  • 個性的で柔軟な思考ができるエリートを育てる教育と、優秀な指導者の下で命令された業務を着実に実行する労働者階級向けの実務教育を分離させよう。高等教育は基本的にエリート層のためのものであり、ここには資金と人材を集中させる。中等教育は職業訓練に力を入れ、一定の成績に満たない中学生は専門課程を持つ高校を卒業した後は職業人として社会に出てもらおう。あらゆる教育に求められるのは、国家のために働く人材を作ることである。基本は愛国心だ。

  • 国際テロの時代には社会の治安維持が最優先となる。そのためには、現在基本的人権として補償されている自由の範囲を狭めよう。思想や信条の自由、集会や結社の自由、言論や表現の自由以前に、まず社会の秩序を維持し安全を確保することが優先されるべきだ。

  • 地主制を復活して農地の集約化を進め、農業の大規模化で国際競争力のある農業を作ろう。農業従事者が「自分の土地」に固執することが、農業の大規模化を妨げている。財閥を復活させて資本を集約化させ、国際競争力のある大企業を作ろう。

 「自衛隊を正式な軍隊にしろ!」などという話は、戦後に押し付けられた5大改革を廃することに比べればまったく取るに足らない些末な問題だ。

 戦前の日本は、アジア地域で唯一の国際的な先進国だった。だからこそ世界から警戒され、ABCD包囲網で締め上げられて第二次世界大戦でコテンパンにやられてしまったのだ。日本がかつての輝きを取り戻すには、戦前に戻すことだ。そうすれば、現在の日本で起きているありとあらゆる問題が解決するだろう。

(言うまでもなく、これは冗談で書いてます。)

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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