東京国際映画祭の受賞結果など

第28回東京国際映画祭公式プログラム

 東京国際映画祭の最終日となる本日、各部門の受賞作品が発表された。

コンペティション部門

  • 東京グランプリ:『ニーゼ』
  • 審査員特別賞:『スリー・オブ・アス』
  • 最優秀監督賞:ムスタファ・カラ監督 『カランダールの雪』
  • 最優秀女優賞:グロリア・ピレス 『ニーゼ』
  • 最優秀男優賞:ローラン・モラー/ルイス・ホフマン 『地雷と少年兵』
  • 最優秀芸術貢献賞:『家族の映画』
  • WOWOW賞:『カランダールの雪』
  • 観客賞:『神様の思し召し』

アジアの未来部門

  • 作品賞:『孤島の葬列』
  • 国際交流基金アジアセンター特別賞:『告別』

日本映画スプラッシュ部門

  • 作品賞:『ケンとカズ』

 僕が今回観た映画は全部で以下の28本。

  1. 『草迷宮』
  2. 『乱[4Kデジタル復元版]』
  3. 『家族の映画』○
  4. 『キッド・クラフ 〜少年パッキャオ』
  5. 『父のタラップ車』
  6. 『ルクリ』○
  7. 『俺の心臓を撃て』
  8. 『百日草』
  9. 『地雷と少年兵』○
  10. 『ニーゼ』○
  11. 『神様の思し召し』○
  12. 『スリー・オブ・アス』○
  13. 『FOUJITA』○
  14. 『さようなら』○
  15. 『ちえりとチェリー(併映:チェブラーシカ動物園へ行く)』
  16. 『ピンクとグレー』
  17. 『残穢【ざんえ】 住んではいけない部屋』○
  18. 『民族の師 チョクロアミノト』
  19. 『ぼくの桃色の夢』○
  20. 『スプリング、ハズ、カム』
  21. 『七日』
  22. 『お里帰り』
  23. 『スナップ』○
  24. 『フル・コンタクト』○
  25. 『告別』
  26. 『三日月』
  27. 『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』○
  28. 『ガールズ・ハウス』○

 ○印を付けたのがコンペティション作品で、今回は上映された16作品のうち14作品を観た。観落としたのは、『ボーン・トゥ・ビー・ブルー』(予約忘れ)、『カランダールの雪』(直前に上映中止)の2本。『カランダール〜』は最優秀監督賞など2つの賞を受賞しているので、観られなかったのは残念だ。

 コンペの最高賞である東京グランプリは『ニーゼ』に決まったわけだが、コンペ作品で個人的に面白かった映画を3本選ぶとすれば、『地雷と少年兵』(最優秀男優賞)、『神様の思し召し』(観客賞)、『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』で、『ガールズ・ハウス』がそのすぐ後に続く感じ。僕は論旨明確で、誰にでも意図が明快に伝わるであろう、わかりやすい映画を優先する。

 コンペで賞は受賞しているが、実話系の『ニーゼ』と『スリー・オブ・アス』はエンディングの納まりが悪いように思う。『ぼくの桃色の夢』や『スナップ』もいい映画だけど、フワフワしていてちょっとコシが弱いかな……。

 今回は日本映画が3本コンペに入ったことが話題になったが、『FOUJITA』と『さようなら』はやや難解。3本の中から僕の基準で1本選ぶなら、断然『残穢【ざんえ】 住んではいけない部屋』を推す。ただこれはホラーというB級ジャンルの作品なので、観る人を選んでしまうかもしれない。

 「アジアの未来」で受賞した作品では『告別』を観ている。中国の急激な経済発展、都市部と地方の対比、変わりゆく家族関係など、今の中国を鋭く切り取った作品。ただドラマとしてはわかりにくいところもある。『孤島の葬列』と『ケンとカズ』は未見。

 コンペ以外の作品だと、じつは一番面白かったのは黒澤明の『乱[4Kデジタル復元版]』だった。これはもう何度か観ている映画なのだが、これをきっかけに改めて黒澤映画を一通り全部観直したいと思ったほどだ。今回の映画祭では、関連企画の中で『虎の尾を踏む男達』も上映されている。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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