映画祭のプレスキット受け取り

東京国際映画祭プレスキット

 東京国際映画祭は昨日から始まっているのだが、僕は今日からP&I上映があるTOHOシネマズ六本木ヒルズに日参することにする。

 今日の1本目は『民族の師 チョクロアミノト』というインドネシアの映画。オランダ植民地時代に民族運動のカリスマ的な指導者になった男の伝記映画で、こういう人物がいることをまったく知らなかったので興味深く観ることができた。インドネシアの独立運動はその後、太平洋戦争中の日本支配を経て、戦後の独立戦争へとつながっていく。しかしチョクロアミノトは1934年に亡くなっていて、映画で描かれているのは1921年までだ。

 映画のあとでチョクロアミノトについて少し調べてみたのだが、映画がここで物語を打ち切った理由もなんとなくわかる気がした。インドネシアの民族運動が一枚岩だったのはこの頃までで、その後は組織が分裂したり、他の運動と合流するなど、民族運動や独立運動内部での政治的動きが顕著になってしまうのだ。映画はそれを描くことを避けて、穏健な包容力のある指導者の下で運動がかろうじてまとまっていた時期を描いているわけだ。

 次の上映まで時間がなかったので、簡単に食事を済ませて2本目の『ぼくの桃色の夢』を観る。1995年から10数年間の中国現代史を、ひとりの青年の初恋の思い出とその結末をからめながら描いた作品。映画としては青春ラブストーリーのような作りになっているのだが、結構にがいエピソードもあって一筋縄では行かない。ほろ苦いのではない。本気で苦いのだ。

 映画のあとは監督と主演俳優の記者会見があった。司会進行はフジテレビの笠井信輔アナウンサー。この映画はどの程度が実話なのかという、僕も気になっていたことを最初にずばり聞いてくれたのはありがたかった。

 今日の映画はこの2本で終わり。プレスセンターで今年のプレスキットを受け取って帰宅した。内容は公式のトートバッグと公式パンフレット、あとはプレス向けの上映スケジュールやマニュアルなど。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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