国民の納得よりアメリカとの約束が最優先

NHKニュース

 安全保障関連法案が参院特別委で可決(?)される様子は夜のニュースで見たのだが、あれを「なんだかみっともない風景だなぁ」と思った人は多いと思う。数で負けている野党はまともに正面からぶつかれば負けるに決まっているわけで、なりふり構わず無茶なことをやるのはわかる。

 横綱に挑む幕下力士みたいなものだ。どうせダメだと思っていても、何か仕掛けを企てる。四つに組まれれば100%負けてしまうからだ。だから幕下力士が横綱相手に何をやろうと、それを面白がる人はいても、卑怯だとか見苦しいと本気で非難する人はいない。

 しかし横綱には横綱相撲が求められる。ずっと格下の相手が何をやろうと、それを正面から受け止め、自分の形を作って、圧倒的な強さでねじ伏せて勝つのが横綱の役割なのだ。

 では今回の与党のやり方はどうだったか? 与党の側が弱小野党と同じレベルで、なりふり構わないことをやっているのだ。なんなんだ、これは?

 自公連立与党は衆参両院で多数を占めているのだから、時間さえかければいずれ提出した法案は可決される。それは国民すべてがわかっていることだ。与党はじっくり時間をかけてもよかったはずなのに、それをせずに騙し討ちのような方法まで使って法案を委員会可決してしまった。

 そのひどいありさまは、テレビで見ていてもよくわかる。あのもみくちゃの中でいくつかの案件を議題にあげて可決したことになっているのだが、何がどうなっているのかもう何もわからない。委員長の言葉がまったく聞こえないのに、与党議員たちは何を手掛かりに賛成の起立をしたんだろうか? ヒゲの隊長のハンドサインか……。

 与党が実力差を十分に生かして横綱相撲を取れないのは、与党側に焦りがあるからだ。この法案を今国会中に成立させなければならないという、時間の制約がある。その制約は、安倍総理がアメリカの議会で約束したことで生じたものなのだ。与党はこの約束の履行を最優先して、国民に対する説明義務を二の次にした。いったい安倍さんはどの国の総理大臣なんだ?

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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