景気が悪いから結婚できない?

婚姻届

 「景気が悪いから結婚できない」というのはウソだと思うんだな……。

 男性の生涯未婚率は現在2割を超えているんだけど、生涯未婚率は「50歳の時点で1度も結婚していない人の割合」だ。現在50歳の人はバブル世代だよ。若い頃に好景気を謳歌した世代じゃないの。それでも結婚してないんだよ。

 もちろん未婚化や晩婚化に景気の影響がなかったわけではないと思うけれど、それより大きいのは「旧来の結婚観」を日本が脱していないことだと思う。この記事の中にも「結婚したら生活費が2人分かかる」という意見が載っているけれど、これは結婚することで男性が家族を養うという前提に立っている。

 でも今は女性も男性と同じだけ稼いでいるわけです。女性の方が男性より収入は少ないと言われているけれど、それでも男性が300万稼ぐなら、女性も200万とか250万稼ぐわけ。女性が結婚と同時に仕事を辞めて主婦になると、男性は500万円以上稼がないとそれ以前の生活レベルを維持できない。でもそんなの無理でしょ?

 僕は「結婚しても男性と女性がそれまでと同じように働き続ける」というのがこれからの結婚のあり方のスタンダードになるべきだと思うんだけど(そうしないと結婚することで誰もが貧しくなってしまう)、世の中はまだまだそういう仕組みになっていないし、仕組みが出来ても意識が変わらない。結婚すれば男性は「一家の大黒柱」であり、女性よりも多く働き、多く稼ぐことを期待される。これが逆転すると「格差婚」と呼ばれる。ひどい場合は「ヒモ」と呼ばれる。(あ、俺じゃん。)

 逆に女性はいくらフルタイムでがんばって働いていても、家事全般をひとりでこなすことを期待されるし、子供が生まれれば子育て関連はすべて母親に押し付けられてしまう。学校の保護者会やPTAに参加しているのは、十中八九母親なのだ。父親の姿なんて見ることは滅多にない。別にそれが悪いと言っているわけじゃない。それぞれの家庭にそれぞれの事情があるだろうしね。でもそれが「当たり前」になってしまっているのが問題なのだ。

 「男は仕事、女は家庭」「男は一家の大黒柱で、女はそれを補佐する役目」「男も家事や子育てを手伝うが、それらの中心を担うのは女」という考えが当たり前のものとして残っている限り、日本は今後も未婚化が進行していくだろう。結婚しても離婚する家庭は増えるだろう。

 これに対して保守派の国会議員などは、「旧来の結婚観」を強化して「伝統的な日本の家庭」に回帰することが必要だと考えているのかもしれないけど、これはとんでもない話。そんなこと無理なんだから止めなさいっての!

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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