とんねるずが解散?

とんねるず

写真:東スポWEB

 とんねるずが解散して、石橋も木梨も芸能界を引退するという話があるらしい。でもそれについて、誰も「解散してほしくない」とか「引退しないで」などと言わないんじゃないだろうか。これはとんねるずがもう時代遅れだとか、つまらないとか、そういう話をしているわけではない。

 とんねるずはテレビが生み出した不世出のタレントだと思うし、ことにお笑いの世界ではとんねるずの出現で様相が一変してしまったと思う。とんねるずは「お笑いタレント」ではあるのだが、「お笑い芸人」というわけではない。小学校や中学校で面白いことを言って教室を爆笑させていたような兄ちゃんたちが、そのままテレビカメラの前に出てきてしまったようなものだった。物凄く面白いアマチュアが、そのアマチュアっぽさを残したままプロになっているわけだ。

 考えてみると、こうしたタイプのタレントはとんねるず以外にその後も現れなかった。いや、先行する世代ではタモリがそうだったのかもしれない。ものすごく面白い素人が、プロの芸人とはまったく違う領域で、芸能界に確固たる地位を占めてしまった。タモリが現れたのは1970年代の半ばで、とんねるずはその10年後ぐらいに出てくる。しかしタモリととんねるずのあと、この立ち位置を確保したタレントはいるだろうか? 誰もいないような気がする。タモリととんねるずで、「プロの素人芸」という領域は終わってしまったのだ。

 とんねるずは30年以上もタレント活動をしているのに、いまだにアマチュアっぽさや素人っぽさが個性になっている。芸人としてひとつの芸風に固まっていくことがないというのがとんねるずの持ち味であって、永久に何者にもならない未熟なところがとんねるずのとんねるずたるところでもある。

 だからとんねるずが解散すると聞いても、芸能界を引退すると聞いても、あまり意外な気がしないのだ。もともと素人みたいな人たちだったから、そのまま素人の領域に一度引っ込むだけだろうと思ってしまう。解散だの引退だのと言っても、そのすぐあとにまた同じようにテレビに出ていても、ぜんぜん違和感がなさそうだしね。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中