「総統!歩けます!」

博士の異常な愛情

 昨日椎間板ヘルニアの手術をして、今日はもう車椅子に乗っている。それどころか、少し立って移動したりしている。

 医者から「手術の2日目には立って歩けます」とか「1週間で退院できます」と言われた時は嘘だと思ったが、どうも最近の医療技術というのはすごいことになってます。病室は相部屋なのだが、同じ部屋に「わたしも15年前に椎間板ヘルニアの手術をしました」という人がいる。その人は手術の後は1週間、ベッドから身動きできなかったらしい。

 手術直後は体にあれこれ管が付いているが、それもだいぶ取れてきた。一番ありがたいのは、尿道に突っ込まれていた管が抜けたことだ。この管は赤ん坊の指ぐらいの太さがあって、これをチンチンに突っ込む様子を僕はあまり想像したくないのだが、パンツの中をのぞき込めば僕のチンチンの先からニョッキリとこの管が出ているんだから、間違いなく手術の時にこれを突っ込んだわけですね。

 看護師さんたちがこれを「バルーン」と呼んでいたので何なのかと思ったら、じつはこの管の先には小さな風船が付いていて、尿道から膀胱に管を差し込んだ後で風船に生理食塩水を注入して膨らませ、抜けないようにしているわけです。だから管を外すときは、管の途中にある分岐栓に空の注射器を取り付けて、バルーンの中の生理食塩水をチュッと吸い出す。この時に、なんか変な感じがするんだよなぁ……。

 管はすぐに抜けたんですが、管を入れたり抜いたりするときに尿道に傷がついたらしく、その後でおしっこをすると痛いんだよな。まあ炎症などは起こしてないみたいだけど(手術後は抗生物質をばんばん点滴しているしね)、それでもおしっこの時は飛び上がるぐらいに痛い。まあ1日か2日でなくなると思うけどね。

 尿道の管がなくなると、その先についていた尿をためるためのバッグも不要になり、残りは背中からアンビリカルケーブルのように飛び出している血抜きの管が一番の難物。あとは心電図モニターの装置。移動するときは血抜きのバッグと心電図モニターの本体を首からぶら下げて歩いてます。肩がこっちゃってしょうがないよ。

 そうそう。尿道から管を抜いた後、久しぶりにトイレで立って小便をした。バルーンを抜いた後の最初の尿は検査のためカップに取り分ける必要があったからだ。入院してからはずっと座って用を足していたから、これはちょっと感動的。男はやっぱり立ち小便だぜ!(ただし前記したとおり、この小便はとんでもなく痛い思いをしたんだけどね。)

 車椅子からヨロヨロと立ち上がるたびに、『博士の異常な愛情』のラストシーンでピーター・セラーズが叫ぶ「総統!歩けます!」という台詞を思い出してニヤニヤしてしまうのでした。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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