東京は映画的な魅力に乏しい街なのか?

海街diary

 ちょうど先週のことだが、鎌倉を舞台にした映画『海街diary』を観た。鎌倉はいろいろな映画で舞台になっている街だが、この映画でも町とそこで暮らす人達の姿が魅力的に描かれていて、じつに「絵になる」と思った。

 今年はまだそれほどたくさん映画を観ているわけではないが、それでも「これはよかった」と思った映画の中には、東京以外の地方都市を舞台にしたものがいくつかある。例えば『アゲイン 28年目の甲子園』や、『案山子とラケット 〜亜季と珠子の夏休み〜』、『幕が上がる』などの作品だ。どれも地方のローカル色が生きている。『ジヌよさらば』も面白かったな。

 こうした作品は各地方のロケ誘致担当窓口が撮影に協力した結果でもあるだろうが、作り手が「東京では撮れない風景」を地方に求めた結果でもある。もちろん物語の筋立てとして東京では成立し得ないというのもあるけどね。『案山子とラケット』や『ジヌよさらば』は東京では成立しないものな。でもこうした映画を観ながら感じるのは、これらの映画に出てくる地方ローカルの風景に比べて、東京の風景がいかに味気なく、つまらなく、退屈なものになってしまっているかなのだ。

 『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は10年以上前に作られた長編アニメ映画『機動警察パトレイバー 2 the Movie』の続編に当たる実写作品だが、『パトレイバー2』ではあれほど魅力的に見えた東京の街並みが、なんともスカスカで頼りない姿になってしまっている。これは映画と実写の表現の違い、撮影技術なども関わっているのかもしれないが、たぶんそれだけではないだろう。

 最近の映画で、東京の街が魅力的に見える作品は何かあるだろうか? 東京も郊外を舞台にするとまた違う風景になってくるのだが、東京都心部の景色に、今どれだけの魅力があるのだろうか?

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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