1960年代生まれとは何者なのか?

オレたちのWOWOW番組表

 昨年から手伝わせてもらっている仕事のことで、1960年代生まれというものについて少し考えてみた。1960年代は1960年(昭和35年)から1969年(昭和44年)まで。この間に生まれた人たちは、今年で上が55歳、下が46歳になる。僕自身は1966年(昭和41年)生まれで今年49歳。1960年代生まれの中でも、およそど真ん中に近いところにいる。

 歴史年表を紐解くと、1960年代はいろいろな出来事があったことがわかる。

  • 1960年 60年安保
  • 1961年 ガガーリンによる宇宙飛行
  • 1962年 キューバ危機
  • 1963年 ケネディ大統領暗殺
  • 1964年 東京オリンピック
  • 1965年 アメリカの北爆開始
  • 1966年 ビートルズ来日
  • 1967年 ミニスカート大流行
  • 1968年 五月革命、ソ連のチェコ侵攻
  • 1969年 アポロ11号の月面着陸

 ただし僕自身は、こうした出来事をまったく記憶していない。1966年生まれの僕は、60年代最後の年でもまだ3歳なのだ。この頃に青春を謳歌していたのは、1940年代後半に生まれたベビーブーム世代(団塊の世代を含む)だ。ミニスカートで町を闊歩していたのも、新宿でフーテン族やフォークゲリラをやっていたのも彼らだった。

 1960年代生まれが物心つくのは1970年代以降。1960年生まれは1970年代半ばから青春期(思春期)に突入し、1960年代終わりに生まれた世代は、それが1980年代半ばにずれこむ。昭和最後の年となったのは1989年で、バブル真っ盛り。この年に1960年代生まれは、上が29歳、下が20歳の新成人だった。僕は昭和が終わりを22歳で迎え、23歳になった時には平成元年だった。(昭和64年はちょうど1週間しかなく、1月8日には平成という新しい元号になった。)

 1960年代生まれは「バブル世代」と呼ばれることも多いのだが、バブルの恩恵に浴していたのは我々よりも年齢が上の世代で、僕などはひたすら忙しくこき使われていたという印象しかないんだけど……。

 子供時代を思い出すと、僕はテレビっ子だったし、マンガばかり読んでいた。仕事がテレビがらみなのでテレビとの関係を言うなら、1970年代から80年代というのはテレビ番組がすごく充実している時期だった。テレビは1950年代から放送が始まっているけど、最初の頃は作っている方も何をしていいのか迷っている試行錯誤だった。録画放送の技術がなかったので、スタジオドラマも生放送。

 1960年代に映画が斜陽化してスタッフが大挙してテレビに流れ込み始め、映画スターも次々にテレビ出演するようになる。1960年代にはテレビ番組制作の技術的な基礎が固まって表現も洗練され、これを引き継ぐ形で1970年代には映画と遜色のないテレビ番組が作られるようになった。「木枯らし紋次郎」や「太陽にほえろ」は1972年スタート。「座頭市物語」は1974年スタート。倉本聰、山田太一、向田邦子などが活躍するのも同じ頃から。

 1960年代生まれの我々世代は、こういうテレビを子供の頃から毎日浴びるように見ていたわけです。毎日夕方にはドラマの再放送もあったしね。アニメがブームになるのは1980年代からだから、これもちょうど思春期にぶつかっている。コミケが始まったのは1975年。つまり1960年代生まれは、元祖オタク世代でもあるのです。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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