雨の中を試写室へ

ビッグ・アイズ

 天気があまり良くなかったが、今週の試写室通いがスタート。本日1本目はGAGAでティム・バートンの新作『ビッグ・アイズ』。バートン監督は既に伝記映画のジャンルで『エド・ウッド』という傑作を録っているのだが、あちらは「映画を作る映画」ということで映画ファンの評価はどうしたって甘くならざるを得なかった。(それが悪いと言っているわけではない。映画業界を舞台にした映画には『雨に唄えば』など傑作も多いしね。)今回の『ビッグ・アイズ』は1960年代のアメリカ美術業界を舞台にした物語だが、半世紀前にはアメリカでも「女だから」という理由でヒロインの才能が認められなかったというのが興味深い。

 結局「女にも男と同じだけの力があるのだ」と認めさせたのは、1960年代後半のウーマンリブ運動だったのだ。この映画にはそのことはまったく描かれていないわけだが、ヒロインが「あの絵はじつは自分が描きました」と名乗りを上げたのは1970年代に入ってからだった。その頃になってようやく、アメリカ社会は「女性の才能」や「女性の能力」を認めるようになっていたわけだ。

 ウーマンリブやフェミニズムをあざ笑うような風潮もあるが、これらが確実に社会の中での女性の地位を向上させたのは確かだ。この映画のヒロインであるマーガレット・キーンは、1950年代には離婚しても一人で生きて行くことはできず男に頼った。でも1970年代には一人で生きて行くことができるようになっている。それだけ社会が変化したのだ。(子供が成長したというのも大きいかもしれないけどね。)

 試写室を出たら雨が小降りになっていたので、外苑前のGAGAから歩いて六本木へ。本日2本目の試写はタイのアクション映画『マッハ!無限大』。前作『トム・ヤム・クン!』を未見だというハンデを差し引いても、この映画はちょっと脚本がダメダメだと思うなぁ……。

 図書館で「イエス・キリストは実在したのか?」を借りてくる。キリスト教の「史的イエス」や「初代教会史」というかなり特殊なジャンルを扱った本だが、一般の出版社から出ると図書館でも大量購入されるわけですなぁ……。予約したらすぐに借りられました。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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