『ゴーン・ガール』にニヤつく

ゴーン・ガール

 はい、皆さん、またお会いしましたね。

 今日ご紹介する映画は『ゴーン・ガール』。何が「ゴーン」なんでしょう? お寺の鐘を突くとゴーンて鳴りますね。その「ゴーン」でしょうか? 違いますね。自動車会社の偉いさん。カルロス・ゴーンさんですか? それも違いますね。「ゴーン」は「行く」という意味ですね。皆さんご存知の『風と共に去りぬ』。いい映画でした。あの原題が『Gone With the Wind(ゴーン・ウィズ・サ・ウィンド)』言いますね。同じ「ゴーン」です。「行く」とか「去る」いう意味ですね。

 でも「ゴーン」はただの「行く」とは違うんですよ。アメリカの作曲家のガーシュイン。そのミュージカルに『ポーギーとベス』いうのありました。映画ではシドニー・ポアチエ出てました。いい映画でした。その中に「うちの人は逝ってしまった」いう曲がありましたよ。「My Man’s Gone Now(マイ・マンズ・ゴーン・ナウ)」ですね。「ゴーン」です。「ゴーン」はただ「行く」んじゃないですね。「死んでしまう」という意味もあるんですね。

 さあ、それで『ゴーン・ガール』ですね。これは「去った女」でしょうか。「死んだ女」でしょうか。わかりませんね。でもその両方の意味に取れるところが、この映画のこわいこわい、そして、面白いところですね。

 主人公はベン・アフレック。この人はニューヨークできれいな奥さんと結婚して、故郷のミズーリに帰ってきます。幸せな幸せな二人ですね。でもある日、結婚5周年の記念日に、奥さんが突然、消えてしまうんですね。行方不明。『ゴーン・ガール』言うのは、この奥さんのことですね。

 すぐに警察来ます。家の中のあちこちに血痕があります。女刑事がすぐそれ見つけます。キム・ディケンズていう女優さんが演じてますが、この人がいいですね。いつも何考えてるかわからない。ベン・アフレックが奥さんに何かしたんじゃないか。刑事はそれを疑いますね。奥さん、殺されてるかもわからない。こわいですね。殺された女。死んだ女。これも『ゴーン・ガール』ですね。

 旦那さん、奥さん殺したんではないかと疑われます。マスコミ来ます。カメラが取り巻きます。旦那さんは自分が疑われてるとわかってても、記者たちの前で「奥さん探してます」と言うんですね。マスコミはその様子を見て、旦那さんをますます怪しい思いますね。一度疑われたら、何しても疑われるんですね。そのうち家の中からも外からも、旦那さんに不利な証拠が次々出てくるんですね。

 さあどうしましょう? この映画はこわいこわい女の人の恐さ、男の愚かさ、愛のもろさ、結婚の嘘、マスコミの無責任を、たっぷりと描いた映画ですよ。監督はデビッド・フィンチャーですね。この人は昔『ゲーム』いう映画も撮りました。『ゴーン・ガール』はそれにもちょっと似た映画ですが、それよりひねりのきいた、パンチのある映画ですよ。途中までは「なるほどこんなものか」思って観てた人も、後半で驚きますよ。最後にまた驚きます。そして、こわいこわい。ほんとにこわい映画だと、思っていただけると思います。

 さてもう時間ですね。それでは皆さん、またお会いしましょう。さよなら、さよなら、さよなら。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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