映画批評家は休業中?

映画瓦版

 先月半ばから10何年ぶりで広告関連の仕事に関わり、おかげで映画批評家の仕事がぱったりと止まってしまっている。試写を観に行ったのは10月24日の『壊れた心』(東京国際映画祭でコンペに出品されていた作品)が最後で、それから先は試写室、劇場、DVDなど含めて何も映画を観ていない。困ったもんだ。雑誌連載など仕事の上ではその前のストックがあるので何とかこなしているのだが、それでもさすがに1ヶ月試写室に行かないとなると困ったことになってくる。12月になったら何が何でも試写に戻らないと、映画批評家の仕事が干上がっちゃうな。

 今回本当に久しぶりに広告の仕事をやったけれど、雑誌や書籍の記事を書くライターの仕事との違いに改めて気づかされることも多かった。広告の仕事はギャラが高い。雑誌や書籍の何倍も払ってくれる。でもその分、書いたけれどボツになる原稿の数も半端じゃないんだな。「書く仕事」としてはものすごく歩留まりが悪い。

 まあ歩留まりが悪いのは映画批評家も同じで、映画を観ている間はそれに対して誰もお金を払ってくれないもんね。2時間の映画を観て、その後で1時間かけて原稿を1枚書いて仮に5千円もらえたとしても、これって3時間かけて5千円手にしているようなものだもんな。実際には2時間の映画を何本も観て、そのうちの1本を選んで原稿を書くわけだから、時間あたりの支払いとしてはもっと悪いことになるんだろうけど……。

 とりあえず広告の仕事が少し落ち着いてきたところで、10月に観た映画の感想をすべて書いてしまった。なんだかようやくこれで、少しは肩の荷が下りた気分。12月からは大手を振って試写室に行くことにしよう。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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