劇団四季の「リトルマーメイド」を観る

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 大井町の積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏]で、劇団四季の「リトルマーメイド」を観てきた。1989年に製作されたディズニー映画『リトル・マーメイド』(日本公開は1991年)を舞台ミュージカルに翻案した作品で、ブロードウェイ初演は2008年。日本では2013年から上演されているそうだ。

 映画と舞台版の違いは当然あるわけだが、一番の違いは楽曲が大幅に増やされていることだろう。物語の合間に歌や踊りがあるのではなく、物語を歌で綴っていく。ダンスシーンがあまりないことも含めてミュージカルというよりオペレッタのような趣向。休憩をはさんだ後半は歌の連打で、まったく飽きさせない。

 今回は2階席からの観ていたが、観ていると舞台劇というのはやはり1階席からの鑑賞を前提に設計されているのだなぁ……と痛感させられた。1階席からならおそらく舞台上の人物や装置の配置にかなり密度があるであろう場面でも、2階席から観るとスカスカになってしまうのだ。「リトルマーメイド」はワイヤーを使って出演者を吊り上げる演出も多いのだが、1階席からだとそれは明確に人物の「上昇」になるのだろうが、2階から観ているとどのみち見下ろす形になるので「上昇」のカタルシスがあまりない。今回はワイヤーを使った演出がたっぷりある演目だったので、特にこれが気になったのかもしれない。

 劇場内はほぼ満席だったが、僕は映画『リトル・マーメイド』が日本で公開されたさい劇場がガラガラだったのを知っているので感慨深いものがある。ディズニーアニメが日本で本格的に復活したのはこの次の『美女と野獣』(1991)からなのだ。『リトル・マーメイド』が日本でよく知られるようになったのは、ビデオやDVDを通してのことだろう。舞台ミュージカルの「リトルマーメイド」が日本で上演されるのもそのおかげだね。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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