テレビの24時間放送は必要なの?

リモコンと手

 昔に比べてテレビ番組がつまらないと言われている。視聴率も取れないらしい。娯楽の多様化で視聴者がテレビ離れしているのだとも言われているけれど、そもそもチャンネル数と番組の数が多すぎるんじゃないか?

 東京の場合は無料で視聴できるテレビ放送が、地上波でNHKの総合と教育(Eテレ)の2局と、民放の日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビの5局ある。さらにBSでNHKのBS1とBSプレミアム、民放系のBS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジがある。地上波とBS合わせて14局だ。(WOWOWやBSスカパー!も番組表には載ってるけど除外。)

 これらの放送局が、ほとんど毎日24時間放送している。(Eテレは深夜帯に放送を休止するようだ。)深夜帯は視聴率も悪いだろうに、なぜ放送し続けなければならないのか理解に苦しむ。採算割れになればさすがに放送はしなくなるだろうから、この体制でも黒字にはなっているのだろう。でもこれだけ番組の数が増えれば、各番組はどうしたって「粗製濫造」になるのではないだろうか。

 テレビ局からすれば制作プロダクションに企画も制作もほぼ丸投げして、スポンサーから与えられた電波料の上前をはねているだけで商売になるということなのかもしれないが、これでは視聴者はますますテレビから離れて行くと思う。

 現代人の生活が24時間化していて、深夜帯にもテレビを見たいという需要があることはわかる。でもNHKと民放各社が横並びで24時間放送をする必然性が、一体どこにあるんだろう。僕は民放のどこかの局が、英断を振るって「深夜から未明の放送はやめる!」と言い出すことを期待するけどな。それによってどれだけのコストカットができるのかは不明だけど、コンテンツ制作事業者として、残った他の時間帯の番組制作に知恵を絞った方がいいものができると思うよ。

 深夜時間帯に実験的な番組を作り、そこで評判がよければゴールデンタイムに移行させるという仕組みがあるのは知っているし、最近はマニア向けのアニメ放送が深夜帯に行われていることも知っている。でも地上波とBS合わせて14チャンネルあるうちの1つか2つが深夜から未明の放送を取りやめたくらいで、これらの番組が行き場を失って大きな機会損失が生まれるとは思えない。

 BSなんて番組構成がスカスカなんだから、実験的な企画の番組や意欲的なアニメが、そうしたチャンネルに割り込んでいく機会はいくらだってあるはずなのだ。BSの番組表を見ると、民放局はゴールデンタイムでも映画放送、ドラマの再放送、旅番組とかだよ……。こうした時間帯に新作アニメが放送されたら、地上波で未明に放送するより視聴率が取れるかもしれないよ。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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