与党議員の野次は制限すべきかも

東京都庁

 テレビの報道系情報番組はこの週末、東京都議会のセクハラ野次の話題で持ちきり。それに関連して各地の地方議会での野次が取り上げられていたが、まあそういうモノを特に集中的に取り上げていることもあるのだろうが、ひどいものが多いように思った。

 僕自身は「議会の野次はある程度容認すべきだ」とも思っているのだが、議会で圧倒的な多数派を占める会派が、少数派の発言を妨げるような野次は禁止すべきなのかもしれない。議会の多数派というのは、最終的な決議で必ず自分たちの主張を通すことができるのだ。対して少数派は多くの場合、何を提案しても採決で多数派に否決されてしまう。だがそれは「最初から少数派を無視していい」「少数派の発言を妨害してもいい」という理由にはならない。最終的な決定権を多数派が握っているからこそ、多数派に汲み取られることのない少数の意見を大切にしなければならないのだ。

 民主主義は最後に多数決で物事を決するが、そこに至るまでは賛否両論で議論を尽くすというのが議事運営のルールであり建て前だ。少数意見は常に尊重しなければならない。しかし少数派は最後に採決で負けるわけだから、「少数意見の尊重」は「少数派の意見にも十分に耳を傾ける」という意味なのだ。ちゃんと少数派の意見を聞く。ちゃんと少数派にも発言の権利を認める。その上で、最後は多数派の数の論理でその意見を否決してしまうというのがスジだろう。

 少数野党の議員にも、それを選んだ有権者がいるのだ。野党議員の発言や意見は、その議員を支持する有権者の声を代弁したものなのだ。野党議員に罵声を浴びせて発言を妨害するのは、その議員を選んだ有権者に罵声を浴びせて発言を封じてしまうのと同じことではないか。社会にはさまざまな考え方や意見がある。その多様な価値観にもとづく意見表明が、議会運営の中にも反映されるような社会であってほしい。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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