世界は非常識に満ちている

ケープタウン

 今日の試写はシネマート六本木で2本。1本目は南アフリカを舞台にした刑事ドラマ『ケープタウン』というフランス映画。主演はフォレスト・ウィテカーとオーランド・ブルームで、使用言語はほとんど英語になっている。新種の麻薬を巡るあれやこれやの犯罪というミステリーとしての本筋部分より、登場する刑事たちのキャラクターや、南アフリカのアパルトヘイトを巡るサイドエピソード、映し出される風景などが魅力的。原作もフランス人が書いているのでこれが南アフリカの現実をどの程度反映しているかは不明だが、突発的に凄惨でむき出しの暴力が噴出するあたりはすごい迫力。ハリウッドの俳優が海外の映画に出るときはチープな出稼ぎ作品みたいなものになっていることも多いのだが、これはすごかった。

 2本目はインド映画『ダバング大胆不敵』。主人公は悪徳警官。悪党から金を巻き上げて着服し、仲間の警官たちでそれを分配しているヒドイやつ。これが悪徳政治運動家に「俺の仲間になれ」と言われて拒否したことから、相手と敵対関係になるという「もう勝手にやっててよ!」という世界。主人公の行動がそもそもの原因で途中何十人も人が死んだりするのだが、そんなのお構いなしで最後はハッピーエンド。いいのかこれで!と目を疑うが、これが許されちゃうお国柄なんでしょうかねぇ……。あくまでも娯楽映画の範囲内での話ではあるけど、こういうキャラクター設定が容認されているというのが理解に苦しむなぁ。

 世界には我々の常識を越えた価値観や基準で動いているところがある。映画を観ていると、日本の中で当たり前だと思っている「常識」に揺さぶりをかけられることがある。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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