東京駅で人身事故

GF*BF

 午後の試写に出かけるため電車で移動していたら、東京駅で人身事故があったとのことで秋葉原で列車がストップ。復旧に1時間ぐらいかかるというアナウンスと同時にホームにいた人がどっと動きだした。もうこの時点で試写の開始時間には間に合いそうになかったのだが、とりあえず試写室に行って受付で資料だけ受け取っておこうと思ったのだ。だが六本木の試写室に到着したらもう上映開始から10分が過ぎていて、受付も撤収済み。しょうがないから帰ってしまおうかとも思ったのだが、この試写はこれが最終だったので、試写室の扉を開けて中に入ってしまった。

 というわけで、僕は台湾映画『GF*BF』の最初の10分を見落としてしまったのだが、これはとてもいい映画だった。男性ふたりと女性ひとりという、『突然炎のごとく』や『冒険者たち』にも通じる定番の三角関係ドラマなのだが、ここでは3人の関係が女性ひとりを頂点とした三角形にはならない。AはBが好き、でもBはCが好き、しかしCはAが好きという、決して決着が付かない堂々巡りの三すくみになっている。互いの気持ちを知ってか知らずか、この関係がだらだらと10何年も続いてしまう切なさ……。

 この映画のあとは同じ試写室で『複製された男』。試写室がぎっしり満席になっていたのにも驚いたが、映画の内容も人を食っていてなかなか面白い。サスペンス映画は結論や回答を先延ばしにして観客をじれったい気分にさせるわけだが、この映画は純度の高いサスペンスになっている。何しろ映画の中で提示された謎に対する結論や回答が、まったく解決の付かないまま映画が終わってしまうのだ。映画のラストシーンを観ると、この純粋サスペンスこそが作り手の意図だったことがわかる。こんなもん、どう解釈しろっての! いやはや、楽しい映画でした。でも怒り出す人もいるかもね。

 3本目は渋谷に移動して『ハミングバード』。この映画で一番衝撃的なのは、映画の序盤で出てくるジェイソン・ステイサムのホームレス姿だ。髪の毛が長くなって、頭皮にべったりとスダレのように貼り付いている。これは『ラスベガスをやっつけろ』のジョニー・デップ以来の衝撃。『ラスベガス〜』は髪の毛がなくなって驚いたが、こっちは髪の毛があって驚くというベクトル正反対なんだけどね。(髪の毛なくてびっくり系には『ロード・トゥ・パーディション』のジュード・ロウもあったな。)

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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