「ドクターメシア」を読む

ドクターメシア

 寺沢大介の「ドクターメシア」を読んだ。監修の辻秀一先生が提唱する「ライフスキル」や「フロー」という概念を作品中に盛り込みながら、ドクターメシアの異名を持つ凄腕のスポーツドクターが、スポーツ選手たちのさまざまな悩みを解決していくという一話完結型の情報マンガ。いろいろなスポーツ(ゴルフ、ボクシング、バレエ、ラグビー、野球、徒競走、剣道、ライフセービング)にまつわる情報と、ライフスキルにまつわる理論を組み合わせていくというコンセプトは面白いのだが、結局スポーツマンガでもなければライフスキルのハウツーものでもない、中途半端なものになって先細りになってしまったような気がする。

 例えばゴルフ編は「ドライバーを取り上げてプレースタイルを本来の姿に戻す」という話だし、ボクシング編も「新たに身に着けたカウンターパンチで世界を目指す」という話になっているし、バレエ編も「ホストの青年にはげまされて拒食症を克服する」という話、徒競走編も「禅寺修行で足首をやわらかく」という話になってしまっている。ライフスキル本来の役目である「心を整える」が前面に出ている話は、ラグビー編と剣道編ぐらいかな。野球編は一応ライフスキルの話だが、今度はそちらにばかり話が傾いてバランスが悪い。情報マンガというのは、ストーリーと情報の配分が難しいな……。


 午前中に雑誌の原稿を書いてしまい、図書館へ。CDと本を借りてきて、まずはCDをiTunesでリッピング。今回借りた本は春日太一の「あかんやつら 東映京都撮影所血風録」だが、読み始めるとこれが滅法面白くて止まらなくなってしまった。東映という会社の歴史を綴った本でもあるし、資料として購入してもいいかもな。

 午後は雑誌原稿をチェックして入稿。その後、『私の、息子』の試写を観るため京橋へ。少しウトウトしかけたのだが、隣の席に座っている人がいびきをかき始めたので僕は眠気が吹っ飛んだ。別につまらない映画じゃないのだが、手持ちカメラのぐらぐらが酩酊にも似た感覚を呼び寄せるのかもしれない。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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