日本映画3本立て!

新橋

 試写のスケジュールは、送られて来た試写状とスケジュール帳を見比べながら、空いた時間にどんどんん予定を入れていく方式だ。この映画が観たいとか、あの映画が観たいという選り好みはしない。だからどの日にどの映画を観ているかというのはまったく偶然なのだが、どういうわけか「同じ俳優が2本続けて」とか「韓国映画2本立て」などということがある。

 今日はインディーズ邦画の3本立てだった。1本目は地方都市に若者たちが、東京に行くという仲間を見送る一夜を描いた『クジラのいた夏』。要するに日本版の『アメリカン・グラフィティ』なのだが、音楽がふんだんに散りばめてあったり、近過去の懐かしい風景や風俗が出てくるわけでもない、等身大の地味な映画なのだ。そんなに嫌いじゃないけど、試写室の音響が悪くて台詞が聞き取れないぐらいに音が小さい。これは試写室の仕様なのか、セッティングが悪かったのか……。この試写室は何度か訪れたことがあるけど、こんなの初めてだから、たぶんセッティングの問題なんだろうな。いずれにせよ、なんだかストレスを感じる試写になってしまった。

 2本目は『花と蛇 ZERO』。東映ビデオの人気シリーズを、新しい設定でリブートした作品。冒頭でいきなり銃撃戦があったりして派手な作りなのだが、最後まで観ると「死人を出さなきゃならないような話なのかなぁ」という感じがしてしまう。まあこの映画は物語の整合性よりも、女性を緊縛して宙吊りにするビジュアルをどう見せていくかなんだろう。これは観ていても面白かった。ところどころにクスクス笑えるようなシーンもあって楽しかったです。

京橋(東京)

 試写室出たら外は雪。朝は快晴だったのに、ちょっとびっくりだ。昼を食べそびれていたので近くのコンビニでおにぎりを1つ買って素早く腹に詰め込み、そのまま次の試写室へ。

 3本目は上田耕一と高橋長英主演の老人映画『友だちと歩こう』。主人公たちがヨボヨボの老人で、そのヨボヨボぶりを本人たちが楽しんではいないけれど、少し面白がっているようなところがユニーク。「あっ! 今、虫に追い抜かれました」とか、土手から転げ落ちて「葬式をやりましょう」と自分たちで戒名を付けてしまったり。癖のある役を演じることが多い上田耕一が、すっかり脂っ気の抜けた年寄りを演じているのがいい。昔の日本映画には魅力的な年寄りがたくさん出てきたけどね。

 1日3本映画を観るだけでも大変なのに、週末の金曜日にこれはきつい。それでも今日の映画は、1本目が1時間半、2本目が2時間弱、3本目が1時間半で、映画が終わって外に出たらまだ5時。最近の5時はまだ結構明るいんだよな。昼間の雪空はどこへやらで、また青空になっていた。あの雪は何だったんだろうか……。

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