電子書籍のライバルは……

丸かじり劇場

 近所のブックオフの105円棚で東海林さだおの「丸かじり劇場メモリアルBOX」を見つけたので買ってきた。今すぐ読みたいというわけではないし、ひょっとしたら永久に読まずに放置してしまうかもしれないが、著者の食べ物エッセイは好きなので、気が向いたら少しずつ読むと思う。(同じ著者の「東海林さだおの弁当箱―自選・特選 あれも食いたい これも食いたい」は読まずに手放してしまったようで、本棚を探したけれど見つからなかった。)要するに暇つぶしのための読書だ。こうしたタイプの読書には、ブックオフの105円棚の本が重宝する。読んでもいいし、読まなくてもいい。読み終わった後も、本棚の場所ふさぎになると思えば捨ててしまってもいい。

 僕は電子書籍にとってのライバルは、ブックオフの105円棚に代表される古書店の安売り本だと思っている。本を読む人はいつも手近に何か読んでいる本がないと不安になる、ある種の中毒者だ。文字に対する渇きをスマホのニュースサイトなどで満たすこともあるのだが、それはあくまでも代用品であって、本に対する欲望を完全に満足はさせてくれない。これは電子書籍も同じだ。電子書籍では「本に対する欲望」が満たされない。電子書籍は本に似ているけれど、あれはやはり本ではないのだ。

 しかしブックオフの105円棚にあるのは、紛れもない本だ。もちろんいつも欲しい本が手に入るわけではないのだが、ずらりと並んだ本の背表紙をていねいに見ていけば、昔読みたいと思ったけれど結局は読まなかった本や、自分が興味を持っている分野の本、やはり読むことがないまま終わった数年前のベストセラーなどが見つかる。時には意外な拾いものがあったりすることもあるので、105円棚もなかなかあなどれない。

 目的の本をピンポイントで探すならアマゾンは便利だ。目的の本がすぐ手に入るということなら電子書籍もいいだろう。でも書店で本の棚の中を歩き回り、偶然思いがけない本に出会うという体験は実際の本屋でしか味わえない。ブックオフの105円棚に限定して本を探していても、この「出会いの妙味」は十分に味わえる。まあ時には105円棚以外に面白そうな本が見つかってしまうこともあるんだけどね……。


 午前中からコストコに出かけて買物。コストコは首都圏に何カ所かあるのだが、今回行ったのはコストコホールセール・新三郷倉庫店だ。隣接した敷地にららぽーとやIKEAがある巨大なショッピングモールの一部だが、休日ということもあってコストコの人の数はすごかった。

 コストコは初めてだったのだが、アメリカ流の買物が楽しめるテーマパークみたいなものだなぁ……という印象を持った。アメリカ映画に出てくるような大型のカートをガラガラ押して、倉庫風の建物に天井まで積み上げてある商品の中からカートにどんどん品物を入れていく。レジはベルトコンベア式で(IKEAなども同じ)、レジ袋はなし。購入した品物はカートに入れて、駐車場まで運んでいく。コストコは車で出かけるのが前提の巨大スーパーなのだ。

 トイレまで全部アメリカ風だ。個室は仕切りやドアの位置を下げてあるものの、下部に少し隙間が開けてある。思わずニヤニヤしてしまうのは、トイレットペーパーのホルダーや洗面台の石鹸入れまでアメリカ風にできていること。使い勝手は必ずしもいいとは思えないのだが、わざわざこういう風に仕立ててあるのは、店側の演出なんだろうな。

 品物は確かに安いのだが、レンタカー代や往復の高速代もあれば、年会費の支払いもある。安く大量に買ってくることで大量消費するようになるだろうし、必ずしも「お得」なのかどうかはわからない。でも楽しいことは楽しい。まあテーマパークなんでね……。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中