新しい電子書籍を作り始める

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 朝から試写会に出かけようと思っていたのだが、出がけにバタバタして出そびれてしまい、結局この日は家で作業をすることにした。最初につまずくともう出かける気になれないんだよな。心が折れる……というのは大げさだけど、なんだかはぐらかされたような気がして「もういいや」と思ってしまう。というわけで、今年最初の試写は明日スタートになります。

 自宅作業で何をしているかというと、新しい電子書籍用の原稿執筆。昨年10月に「生かじり聖書物語」を発行して以来ストップしていた電子書籍の発行なのだが、その頃から「電子書籍を10冊出したら、電子書籍そのものについての本を出そう」と決めていた。で、次に出そうとしているのは仮に「電子書籍がダメな10の理由」とタイトルを付けている本。電子書籍についてはマスコミ経由で「いい話」ばかりが出てくるのだが、そういう人たちは自分で電子書籍を購入して読んだり、電子書籍を作って発行してみたことがあるのかな。聞くと見るとは大違い。百聞は一見にしかず。たった10冊でも自分で作って発行してみると、電子書籍というのは結構ダメダメなものだと言うことがよくわかると思うのだ。まあそんな個人的な感想みたいなものをまとめて、「電子書籍ってダメだよね〜」という内容の電子書籍を出すという、ほとんど冗談みたいなことをやろうとしているわけだ。

 僕は電子書籍を完全に否定しているわけではない。実際に自分でも電子書籍を出しているわけだしね。ただ電子書籍はまだ過渡的なメディアで、おそらく完成形には到達していないのだと思う。何だかんだ言って、紙の本にはグーテンベルクの活版印刷発明を起点としても600年ぐらいの歴史と伝統があるのだ。技術的にも表現技法の上でも、かなりこなれて枯れたものになっているのが紙の本。電子書籍がそれに追いつくには、まだあと何十年もかかるような気がする。テクノロジーはどんどん進歩していくから、電子書籍はいつまでたっても完成しないのかもしれないけどね。

 というわけで今日は新しい本のための第一稿をざっくりと書いてしまう。これを骨組みにして、もう少し肉付けしていく。現在15,000文字ぐらい書いたけど、最終的にこの倍ぐらいにはなるのかな。紙の本だと3万字じゃ本の体裁にならないけど、電子書籍だと極端な話、本文が1ページしかなくても発行できてしまうのが面白い。僕が電子書籍の可能性として一番注目しているのは、じつはここなのだ。短い原稿を、短いまま発行できる。原稿を「書きためる」という作業が不要なのはいい。まあその分、「書かなければ」というモチベーションも薄れてしまうんだけどね。

 夕方になって図書館に出かけ、読み終わった本を返却。それと入れ違いになるように、予約していた「決定盤!!「勇気と希望の映画音楽」ベスト」を借りてきた。CD2枚組で、1枚は西部劇、もう1枚は戦争映画を取り上げているものだ。サントラ盤ではなく、プラハ市フィルハーモニー管弦楽団などが演奏しているスコア盤。いわゆる「映画音楽」とサントラは違うのだ。映画の展開に合わせて演奏しているオリジナル・サウンドトラックより、観賞用の楽曲としてアレンジし直し演奏している映画音楽の方がいいという意見もあるようだけど、最近はどうもこうした意見には分が悪いですな。昔はテレビやラジオで盛んに映画音楽を流していたけど、最近はそうした番組も少なくなりました。

 今回これを借りてきた目的は『レマゲン鉄橋』のテーマ曲が欲しかったから。この曲は「黄金伝説」の無人島生活で、よゐこの濱口が「とったど〜!」とやるときにかかるBGMだ。YouTubeで『The Bridge at Remagen』を検索すれば楽曲自体は聴けるんだけどね。先日何となくYouTubeで聴いたら、この変拍子のマーチにはまってしまった次第。作曲は『荒野の七人』や『大脱走』なども作曲している巨匠エルマー・バーンスタイン。借りてきたCDは西部劇と戦争映画のテーマ曲アンソロジーなので、もちろん『荒野の七人』と『大脱走』も収録されているのだけれど、やっぱいいなぁバーンスタイン。『ウエスト・サイド物語』もこの人だったっけ?(それはレナード・バーンスタイン!)

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