映画|スノーピアサー

13122603l 地球温暖化対策が裏目に出て一気に氷河期に突入した近未来の地球。世界は凍り付き、あらゆる生命は死滅した。スノーピアサーと呼ばれる列車に乗り込んだ者たちを除いて……。全長数百メートルになるスノーピアサーは地球を1年で1周する豪華鉄道。だがノンストップで走り続ける列車の中は、歴然とした階級社会になっている。先頭車両に陣取る男は神であり、最後尾の車両にいるのは人間以下の奴隷たちなのだ。ある日この奴隷たちが、先頭車両に向かって反乱を企てる。反乱のリーダーとなったカーティスは、やがてこの列車に秘められている秘密を知る事になる。

 ポン・ジュノ監督のSFアクション映画。雪景色の中を列車ノンストップで走り抜けていく映画といえば黒澤明の脚本をアンドレイ・コンチャロフスキーが監督した『暴走機関車』だが、『スノーピアサー』は列車を舞台にした近未来ディストピアSFだ。列車は近未来のノアの箱船だが、これ自体が現代の世界のメタファーになっている。貧しさと暴力の中で常に生命の危機にさらされている人々と、彼らの存在を知りながら援助の手を差し伸べず、自分たちの豊かさを満喫している乗客たち。これは発展途上国と先進国の関係そのものだ。

 キャスティングがかなり豪華。エド・ハリスは最後の方に少し登場するだけだが、カリスマ性と威厳があって一瞬にして映画を支配してしまう。しかし一番驚いたのはティルダ・スウィントン。メイクもすごいけど、本人が乗りに乗って演じている様子が伝わってくる。

(原題:Snowpiercer)

2014年2月7日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー

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投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 映画

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