映画|グランドピアノ 狙われた黒鍵

13122602l 天才と言われる才能を持ちながら、演奏会でのミスがトラウマとなって演奏活動から遠ざかっていた男が、5年のブランクを経て再び表舞台に戻って来た。だが演奏用の楽譜には、彼に対する脅迫メッセージが書き込まれていた。客席のはるか後方からレーザー照準付きライフルで彼を狙う脅迫犯は、ピアニストにある楽曲の演奏を強要する。それは5年前に演奏に失敗した問題の曲。しかもライフルで脅迫されながら、1音のミスもなく演奏しきらなければ殺すというのだ……。

 イライジャ・ウッドが天才ピアニストに扮し、1時間半の映画のうち半分以上は演奏シーンという大変な映画だ。こうした映画では俳優がどうやってピアニストらしく演じるかが見どころになるのだが、この映画のイライジャ・ウッドはちゃんと演奏しているように見えるのが立派。

 映画の序盤では楽曲以前に、楽器にまつわるさまざまな「音」が映画的にクローズアップされている。オーケストラの楽団員が楽器を持ち上げるときの音、弦楽器の弦を指で押さえる時に発する音、ピアニストが神経質そうにピアノの縁を指先でたたく音……。ピアノの中ではキーを叩くのに合わせてメカニカルな装置が動き、最後はハンマーが張り詰めたピアノ線を叩く。こうした一連のプロセスも、すべて映画終盤への伏線になっている。

(原題:Grand Piano)

2014年3月8日(土)新宿シネマカリテ

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投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 映画

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