映画|新しき世界

13122502l 非合法のやくざ組織から、表向きは合法的な企業体になったゴールドムーン社。だがその実体は今なお犯罪組織であり、警察は組織の動向に目を光らせていた。この巨大組織を牛耳っていた会長が、不慮の事故によって急死する。組織は後継者争いから内紛が起きるのだが、この機に乗じて組織を骨抜きにしようと画策したのが警察だ。潜入捜査官としてゴールドムーン内部で8年を過ごしてきたイ・ジャソンは、この権力抗争に巻き込まれて行くのだった……。

 潜入捜査ものはこれまで山ほど作られているのだが、この映画は1本の映画の中にいろいろな要素が詰め込まれていて面白く観られた。潜入捜査官が自らのアイデンティティに葛藤するというドラマは『インファナル・アフェア』(リメイクが『ディパーテッド』)だろうし、主人公が潜入捜査官であることを知らぬまま固い友情で結ばれていくという話は『フェイク』、やくざ同士の対立をあおって互いの弱体化を狙うというのは黒澤明の『用心棒』、犯罪組織から抜け出そうとした男が結局はその組織内で頭角を現していくのは『ゴッドファーザー』、犯罪組織内での勢力争いは『エレクション』……。まあ他にもいろいろな映画の要素が入っている。

 ただしいろいろな要素が入っていても、その個々の要素に新鮮味はないのだが、チェ・ミンシク演じる疲れた警察幹部のキャラクターや、ファン・ジョンミンが襲撃される大乱闘シーンはすごかった。

(原題:신세계 新世界)

2月1日(土)丸の内TOEI、シネマート新宿

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投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 映画

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