映画|パラダイス:愛

13121301l オーストリアの中年女性がバカンスで訪れたケニアで男買いに夢中になり、次から次に若い男を取っ替え引っ替えするセックスのアリ地獄に落ちていく話。ウルリヒ・ザイドル監督の『パラダイス』3部作の第1部で、この映画はどれも太った女性が主人公になっている。第1部の色ぼけババア(こう言うのがまさにぴったり)がテレサで、第2部の主人公はその姉のアンナ・マリア、第3部の主人公はテレサの娘メラニー。この第1部の導入部で、この3人がワンシーンだけ一緒に揃うところがある。

 日本女性がバリ島やセブ島に出かけて男買いをしているという話は以前よく聞いたのだが(最近はどうなんだか知らないけど)、金持ち先進国と発展途上国の経済格差が生んだ歪んだ性関係だと思う。まあ男たちもかつては韓国にキーセン旅行に出かけ、その後はフィリピンだのタイだのに出かけて春を買ってるわけですがね……。

 この映画の壮絶なところは、男を買っている女たちが中年から初老のバアサンたちだということ。主人公のテレサはでっぷりと中年太りした50代だ。旅の仲間も同じような世代で体型も似ている。それが警備の厳しいリゾートホテルで、舌なめずりしながら若い男を物色しているんだから醜悪きわまりない。でもこれは、男が同じことをやってもやっぱり醜悪なんでしょうけどね。

(原題:Paradies: Liebe)

2014年2月22日(土)ユーロスペース

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投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 映画

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