映画|ゼロ・グラビティ

13112701l アルフォンソ・キュアロンは1995年の『リトル・プリンセス~小公女~』で注目した監督。その次の『大いなる遺産』(1998)もじつに良かった。この監督の持ち味は、緻密な美術設計に裏打ちされた優れた空間表現能力と、観客に有無を言わせないエモーショナルな感情表現だ。こうした持ち味は『天国の口、終りの楽園。』ではあまり生かされていなかった。

 キュアロン監督の映画で一番ヒットしたのは『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』だろうが、僕はこれを観ていない。観たのはその次の『トゥモロー・ワールド』で、これはキュアロン監督らしい美術と空間表現が生かされた作品だと思う。ただしエモーショナルな感情表現という部分では、いまひとつだった。

 しかし今回の『ゼロ・グラビティ』は、緻密な美術による空間表現とエモーショナルな感情表現が見事に一体化した、まさにキュアロン監督らしい作品になっている。まあこれがキュアロン監督らしさなのかどうかは本当のところよくわからないけれど、『リトル・プリンセス』でキュアロン監督のファンになった僕は、今回の映画に「これを待ってました!」と大喜びしてしまったのだ。

 今回は3Dの試写を観たのだが、キュアロン監督の空間処理技術はじつに見事。これは大画面で3Dで観ること前提の作品なので、ぜひとも3Dで観てほしい。僕も機会があればもう一度観たい!

(原題:Gravity)

12月13日(金)丸の内ルーブルほか全国ロードショー

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投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 映画

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