一天にわかにかき曇り

IMG_3058 外出中にいきなり空が真っ暗になって土砂降りの雨。風も強くなって、まるでこれは……。映画『大魔神』シリーズで大魔神が現れる前の感じですかね。さっきまで明るかった空に、墨を流したように黒い雲が広がっていって、ひんやりした風がザーッと吹き込んでくる。やがて大粒の雨がパラパラッと降ってきたかと思うと、あっと言う間に土砂降りの大雨。いやいや、これはたまらん。

 今日は天気予報でも降るなんて言っていなかったので、道行く人たちも誰も雨具を持っていない。ちょうど学校の下校時刻に重なっていたこともあって、付近はあちこちで子供たちの悲鳴や鳴き声が上がってました。まあ子供たちの下校時刻というのは、ただでさえワーワーキャーキャーとうるさいんですけどね。それにしても、これはすごいな……。

 高校生の頃に国語の授業で習ったんだけど、「雨月物語」のような古典的な妖怪物語では、妖怪が現れる前に雨が降ることが多いのだという。たぶん『大魔神』なども、そうした日本古来の妖怪譚や怪奇譚の古典的文法を守っていたのだろう。クライマックスの土砂降りの雨と言えば、黒澤明の一連の作品もそうだ。デビュー作の『姿三四郎』ではクライマックスが暴風。『野良犬』では土砂降りの雨の中で先輩刑事が撃たれ、物語がドラマチックに動き始める。『七人の侍』は土砂降りの雨と共に野武士との決戦がスタート。『赤ひげ』では土砂降りの雨の中で長屋の裏の土手が崩れ、埋めてあった女の死体がごろり。『八月の狂詩曲(ラプソディー)』もラストは暴風雨。脚本だけの『海は見ていた』もクライマックスは大嵐だったなぁ……。

 雨はその後すぐに上がって、今度は青空が……。まったくなんて天気だろう。

投稿者: 服部弘一郎 カテゴリー: 日記

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